願い事一つ終わらせても また賑わい色づくこの季節は 終わりもその先も知らなくていい 子供達の夢のよう そう いい加減分かっていたんだ ずっと 差し伸べられた手も 拒んできたせいで 繰り返し失って過ぎていった 長い夜に さようなら 告げなきゃって 風を待ってみるよ 置き去りのままの風景を もう一度確かめにゆこう 誰かと連れ添って 足跡を幾つ付けてみても まだ揺らぎ続けているあの陽炎は 頭の片隅に突き刺さったきり 抜けない過ちのよう でも 去っていった雨雲はきっと 新しい風を運んできたんだろう いつかまたどんな真実が僕を責め 立てても その先を 信じたい 風をつかまえるよ おざなりのままの約束を 二度と捨てないでいよう 誰かに出会うまで もう一度確かめにゆこう 風の吹く方へ