雨上がり 野良猫のたまり場に水溜り 通り越したあたり ガードレール下の暗がり 麻雀荘からこぼれる明かり きっと全部決めた君 戸惑ってるあたし って感じの二人 窓から眺めたり なるようにしかならない 死にたいと思っても そう簡単に死ねない とか言って 順風満帆幸せいっぱいの若人 ペッと交通事故で終わるのも 珍しくない どんな金持ちも権力者も時間は 戻せない 死だけは平等なのかもしれない とりあえず今は シャワーをするのがめんどくさい 頑張るのはもうやめた 甘い甘いメモリーだけ抱いて 今日にさよなら 疲れ果てた体に擦りつけた優しさを 洗い流した それでも消えない古傷の跡が伸び 縮みした 浴槽の中揺れた 溺れ沈んでく赤い羽した 鳥のようにも見えた 苦しくないんだね もう一度理解出来た もう期待はしない でも悲観もしない これって結構悪くはない 緻密にたてた計画は狂いがち だから過去に戻れたって同じ 選択繰り返し 何かが変わるかもしれないってただ 棒立ち 援交とかパパ活同様 風呂キャンって言葉で モヤっとさせる夜行 浮き沈みに一喜一憂しない 深海のメロディ 口ずさんで 夜にSay Hello ギリギリでつなぎ留めた 海底に沈んだ生家を見つけた ダイバーは 躊躇なく命綱を外せたのかな 命への執着 とうに捨てたはずだった ヘドニストにさえなり 切れない半端もんの戯言だった 簡単じゃないんだね もう一度ループした テンパらないと笑えない 君が羨ましかった なんにもない真っ白な部屋 グルグル四隅歩いた 映像化した無意識下の中 コリジョンチェックし続けた 楽園は確かにあった 求めてた全てがそこにあった ダイバーはそうだったんだね 強く強く強く理解出来た 今日にさよなら 夜にSay Hello ガードレール下の暗がり 消える麻雀荘の明かり
