紙とペンだけが 僕を形どる生命線 寄る辺のない日々を 寄り添いあっていく 幼気なメロディ か細く 色濃く 儚い 0-1の世界 まわるまわる 流れては消えてゆく 留まっては焦げ付く 電子の綻び かわるがわる 入り乱れて漂う 吐き出される二進数 遺伝子の海 デジタルの文字じゃ 心模様を知るには やけにあっけない 身を任すには都合が良いけど あぁ雨みたいだ 変わる季節の報せを君と聞きたい 水をあげるように ルーティーンを生きてる 紙とペンだけが 僕を形どる生命線 どこにも行かないよ 朝が来る度に書きかけのリリック 1K 珈琲 居残り 誰にも支持されない拙作も 誰かにとっての傑作と 裏表 鏡合わせ 僕だけしか知らない表現を 君だけに見ていて欲しいよ 同じ画角で 曖昧なボーダー 超えるために 繰り返されるプリカウント 綺麗ごとみたい 聞こえはいいけど もう夜みたいだ 過ぎる日曜 溜まるランドリー 乾杯 暮らしの渦が もう迫ってる 悲しむ間もなく 時は経ってく 振り向く隙もなく 大人になってく 咲き誇る花も 枯れると知ってる 確かめあうように 誰かを愛する