僕等は太陽に焦がれた夜の海 共に心中する 静寂はもっていないから 神様になりたいくらい 無謀理想思想それら戯言に救いを 求めている 灯火くらいの炎が 忘れられないように揺れる 僕等は灰色の夜の生き物 真っ暗闇の夜の二足歩行 手を振ってバイバイ ほどけた手と手を 消化していく日々を昇華出来ずに 漂っていくのでしょうか 唄われることがなかった者達に 頌歌は未だ響かず 誰が鳴らすその鐘を 見つけられなかった灰色達 誰が鳴らすその鐘を 誰が謳うその訳 日々に漂白を願う 日々に純白を願っている 真っ暗闇の夜の二足歩行 手を振ってバイバイ ほどけた手と手を バレてしまわぬように 怯えながら夜汽車を待った 僕は灰色の夜の生き物