おやすみ 今夜も消灯の時間 ゆらゆら キャンドルの火が白くなる 何もかも無くなった 想像の中で 広がった意識だけ 触れた肌に明く 優しい嘘に 包まれて眠る それだけでほら多分笑えるから 口づけをして 視線を逸らさないで ずっと 離さないで 憂鬱 灯を付けて燃やしてほしい 空白 要らないから書き足してよ あのね まだ でもね まだ 口を塞いで 捕まえて 連れてって 飛んで行っちゃう前に あの坂道を曲がった先にある お気に入りだったお店に行きたい くだらない事ばっかり話して一日 揺れていたい あなたはいつでも散らかしたまま 捨てられる前にどうにかしてよねえ 必要な物でしょ そのガラクタも あれもそれも 優しい嘘に 包まれて眠る それだけでほら多分笑えるから 口づけをして 視線を逸らさないで ずっと 離さないで 消してしまえば消えてしまえたら 息を吹くだけで全部終わるのに 空っぽの胸 愛みたいな物を抱いて 踊らせてよ