所詮仮象の功を信じ 過誤も疑ってない愚かな怠惰 浮つく強者の瑕 思わせぶりな反逆で 寝首を搔く寛雅 正解裏切って 無為な怜悧さを消し去って 剋す規則性束縛は徒労 不可逆的焦慮放つ正統的反抗の彩 特異で麗しく 分裂せし微熱の艶 零れた泪の行く末は 何千回何万回巡った仄碧い水面 従順×美徳=正義で 変らぬ勁さと讚えるのなら もういいかい?もう一回 愚者が哂う深淵から 擲ち過ぎ去ってた無意味な時さえも 焦がれてた時宜の破片なのだろう 思い馳せた風吹き抜ける 過去と明日の境界で 交差して静まる夕凪に駆け 不意な無慈悲さが沁みる頃 そっと顔を出す幾千の闇が 絶対的故事を魅せる絶望的終い慕い 佇むすぐ傍で 復仇せし季節の虚 朽ちてく悠遠の曉 何千回何万回臆した程暗い夜明け 慈愛+悲哀=誠意の 下らぬ世上へ臨むのなら もういいかい?もう一回 愚者が与し来たる好機 反骨逸し只 骸の様な無象 此の儘では終わんない そうだろ?って 嘆いた本能が敲き止まぬ鼓動 枝折る憧へ変わって また此処から綴るため 見捨てた期待を紐解いた 紡ぎ出して上書き 掻き消した美學 伸びて逝く影法師に 重なるあの日の面影は 想い故に在る愁い 分裂せし微熱の艶 零れた泪の行く末は 何千回何万回巡った仄碧い水面 従順×美徳=正義で 変らぬ勁さと讚えるのなら もういいかい?もう一回 愚者が哂う深淵から 陽射染めぬ唯一つで