喉元過ぎれど かすかな憐み 掌に残った爪痕が滲む 飲み込めないのなら 私が堕ちていくの きっと自分勝手で自分本位 エゴに呑まれ 空っぽなまま 起承転結成り立たない 日々に色をつけた 優しいその言葉 望まない日はないの バッドエンドだから "本当"はどこにもないのよ 喉元過ぎれど かすかな憐み 掌に残った爪痕が滲む 飲み込めないのなら 私が堕ちていくの 虚構に塗れる絡めた指先 生産性持たぬ涙 傷を残した 深くまで 首元掠めた あなたの指先 甘い高揚離さない その瞳 そうよね 愚問とはわかっているけれど 繕い過ぎた皮を剥がして 望んでいたのでしょう "本当"は すぐそこ 伶俐な瞳が 染め上げた赤に 絶望を抱いて 笑みが溢れだす 望んだ未来に終止符打とう 何が本当か教えてよ 呪いを耳に溶かして 雑なドラマ あなたも私も 真っさらに戻れないけど 2人の終わりを請う眼に今 さよならを