A「二丁目にいらした村田さんなら 昨夜最後の笑顔を見せていたよ。」 B「あの時もそうだったみたい よね。」 C「屈託のない笑顔を見せて いたね。」 何があったのだろうか 噂に興味が出てきたなあ 揺れぬ芯がある瞬きに 悔しいけれど 憧れていたのになあ ハッとした瞬間には もういない、もういないのに 当たり前に毒された 私はもう正しさが不透明 『表裏気付かずに過ごせたら 良かったのに』なんてさ、 思ったのか?言ったのか? あれ?良心、不良品なのか? 二丁目にいらした村田さんには 数知れず憶測が飛び交った 憂う者、吊るし上げる者 話題の尽きない人だった A「SNS で SOS 表すなんて 難題よね。」 B「ええそうね。」 誰にも言えず抱えたもの 受け止めてくれる社会など 在るのかなあ ハッとした瞬間には もういない、もういないのに 当たり前に毒された 私はもう正しさと無関係 『表裏気付かずに過ごせたら 良かったのに』なんてさ、 思ったのか?言ったのか? あれ?良心、不良品なのか? ほどけた笑顔も 我慢させていただけだった? 頼れる言葉さえも 強く見せていただけだった? 意図せずに水面下で 靴を踏み合っていたみたいだ 私はどうだろう? どうしたい? 弁解と自嘲のループ ハッとした瞬間には もういない、もういないのに 当たり前に毒された 私はもう正しさが不透明 『表裏気付かずに過ごせたら 良かったのに』なんてさ、 思ったのか?言ったのか? あれ?良心、不良品なのか?