Track by野見山正貴
その場所にはあたたかな 温もりがあった うたたねした子供に そっと毛布をかけるような ささやかなものだけど かけがえのないもの その場所から遠ざかり 記憶を抱きしめる 夕暮れの公園で遊び疲れた日の僕を 呼ぶその声は心に灯をともした その場所には静かな哀しみもあった こな雪のように ただ降り積もっていた その場所にはあたたかな 温もりがあった うたたねした子供に そっと毛布をかけるような かけがえのないもの