この角を左に曲がったら 君が教えてくれた遠回り 1人歩く駅までの道は 君の好きな歌の景色と まるで同じじゃないかって 今気づいたの なんでも分かっていたのは 君であって僕じゃなかったな 聴かせて君の言葉で聴かせて あの日泣いてたよね この角を左に曲がったら 君が教えてくれた遠回り 早く帰ろうって言う僕を 怒って手を引いた遠回り あの日貸してくれた本をね まだ読めないままでいるのだって 君が辿った文字を追いかけて 終わりに着くから 夢見た次の朝はいつも 空を飛んだり逃げ回ったり 忙しい僕の物語を何度も 2人でなぞった この角を左に曲がったら 君が教えてくれた遠回り 早く帰ろうって言う僕を 怒って手を引いた遠回り 繋いだ手を忘れる頃に またあの道を歩いたなら 少しだけだって戻れるの?ねえ 2人の夢で眠れるのでしょうか この角を左に曲がったら 君が教えてくれた遠回り 君がいなくなった僕では どこにも行けないような気がしてる 君とだからいいの遠回り