儚き哀証

歌詞

求められるだけで満たされていた 嘘で埋め尽くされた冷たい部屋で 共に堕ちるなら足掻き続けて 純潔・無垢の華、赫く染めて 偽りの温もり、洗い流して 鋭い痛み重ね、「生」を感じた 離れないなら早く気付いて 舞い散る赫い華、性(さが)の証 もう、 感情共鳴が無い虚しい夜は要らない 感覚だけでは繋がれない あの日にくれた優しい嘘 すぐに消えて、脳裏(ここ)から 言いたい…言えない… 「好き」が過ぎて「嫌い」 剥がれ落ちた僅かな願い 頬を伝う哀の雫を残して 求められるだけで満たされていた 見憎い虚言の上で踊り続けて 奈落…何処までも転げ落ちるように 背徳重ねた醜い笑顔のまま… あの日の嘘が無ければ此処に居る 筈もなかった 百合の花束を抱え此処から身を打ち 出せば、全て元に戻せると思えた 何もかも消し去ることしか 選択肢がなかった でも、 本当は愛したい…愛されたい… 笑いたい…感じたい…生きたい もう、 感情共鳴が無い虚しい夜は要らない 感覚だけでは繋がれない あの日にくれた優しい嘘 すぐに消えて、脳裏(ここ)から 言いたい…言えない… 「好き」が過ぎて「嫌い」 もう、 存在証明が無い…哀しい夜が 止まない 薄れる意識の中、 微かに声が聞こえ… 痛み忘れ、白く染まる 消える…今から 其処に行くよ…もうすぐ 眩い光、差し込む方へ 儚く生きた証を遺して