これまでの当たり前が 当たり前ではなくなってしまった。 大切な誰かと会って、話して、 泣いて、笑って、 そんな青春も全部全部 とびっきり幸せな 思い出になってしまった。 探し求めて彷徨い続けて 幾度なく繰り返してきた時間を ただ嘆いても虚しいって 随分前に気づいて また深く息を吐いた あの頃の景色もこの前の景色も移り 変わって、 もう誰もこの時代に 期待していない。 閉塞感しか感じられない世の中で、 どうなっているかなんて 私にはわからない。 選んだのは自分だ誰も 責められないよ 自動積み立て生命負債 積もるばかりで 嫌だ嫌だ 叫び続けても "救いの手は伸びない" 戸惑いながら空を目指して高く 羽ばたけたらきっとね 曖昧が鮮明に変わるかな 分からないままだって構わない ここではないどこかへ 辿り着けば解る そんな気がするから あぁ 当たり前が当たり前じゃなくなった 事が 当たり前になって 何事もなかった様に過ぎていく セカイなんて大嫌いだ 迷いながら 空を目指して高く 羽ばたいても描く理想が 手一個分届かない 憧れて誰も傷つかない夢なら なんてね 私らしくないな そんな気がするけれど それも私だから 自由に空を泳ぎたい 向かい風が邪魔だって明日には 追い風が背中を押し出してくれる 迷ったら何度も選び直して ここじゃない場所へ 無い羽根で 間違ったって泣いたって失ったって 無くならない気持ちが導くから ここじゃない場所へ 無い羽根で さぁ駆けよう 羽ばたきながら果てを目指して高く 羽ばたけたらきっとね 曖昧の正体も解るから 分からないままだって構わない ここではないどこかへ辿り着けば 案外すぐ傍にあるから 今日もそう願って...。 ないものねだりだっていいじゃない それでも私たちは夢を見る。 大切なあなたを連れて行ける 存在になれることを 私たちは願い続ける。 「ここではないどこかへ。 これはわたしたちの夢のその先の 軌跡」