ああ、今空の色を眺めていた ああ、君が好きだったスカートの色 ねぇ、二人が揺らしたあのベッド そう、そんなこと 何かちょっと 思い出していた 揺れていた スカートが 揺れていた ああ、愚かで幼かったあの日々を ああ、犬も食わないだろう 俺を ねぇ、どうして残さず食べてくれた そう、そんなこと 思い出していた 彼女は笑った 一緒に空観て 彼女は揺らいだ スカートみたいに 愛とかもういいんだって そう云って笑っていた 幸せとかいいんだって そういうキャラじゃねえ ああ、今空の色を眺めていた ああ、君が好きだったスカートの色 ねぇ、全ては花になって歌になって ねぇ、今度は離さないから 繋いだあの手は 酷く冷たくて 繋いだその手を 離さないから 約束とかいらないって そう云って笑っていた いつかまた会えるよって あの空を見た 彼女は笑った 一緒に空観て 彼女は揺らいだ スカートみたいに 揺れていた スカートが 揺れていた