チックタック目覚ましの音 響いた寝坊した朝 空っぽの反対側にあるような街の喧 騒の中 自由な生活を望み不自由なしがらみ をえらんで 憂鬱な時間が始まることに 覚えた違和感を飲み込んで きっと一歩目は重くて もっと二歩目が辛いね だけど大好きな港の街 過ぎゆく景色の中に溶け込んだ 変わらないものを抱えて変わってく 物語 仕事が終わったら海が見えるあの場 所に行こうかな 砕けた世界の中誰もいない夜の海 街角の光は消えてしまった 重なり合う欲望と見落としていた希 望を 丁寧に包み込み水面へ 見えていない本当と偽物な本物を 語り明かして 狂った時間を巻き戻し 自分をやり直すのなら どんなことができるかななんて思っ て見上げたビルの群れ 無駄な物が多くなるけど邪魔な物じ ゃないことに気づいて しばらくしたら大事なんだってこと も意外とあったりして そうだ海でも行こうか なんて昔見た映画 静かな潮風の中で歩く二人がやけに 素直に見えてた なんでもある時代に生まれた何もな い僕ら もう一度あの映画の二人に会いに行 こうかな 砕けた世界の中誰もいない夜の海 街角の光は消えてしまった 重なり合う欲望と見落としていた希 望を 丁寧に包み込み水面へ 見えていない本当と偽物な本物を 語り明かして 曖昧が咲いていた場所だった過去に は 別れを告げたから今からを抱きしめ て 波打ち際溶けていく砂寂しさを越え て 砕けた世界の中誰もいない夜の海 街角の光は消えてしまった 重なり合う欲望と見落としていた希 望を 丁寧に包み込み水面へ 見えていない本当と偽物な本物を 語り明かして