君はいつでも笑ってる 悲しい顔を見せないで 「やりたいことをやりたいの」 彼女は今日も歌ってる 独りでギターを弾いてる 自分のための歌を歌う 「やりたいことをやりたいの」 彼女は今日も歌ってた だけど君はなんだか寂しそう 「独りぼっちなの」それでも彼女は 笑う笑う笑う 君は笑う 「まるで道化師みたいだね」 笑う笑う笑う 君は言った 「ホントは寂しいんだけどね」 君はそれでも笑ってる 嘘みたいな日々の中で 「嫌いなのは変わらないよ どうせなら君と笑いたい」 おもむろにデタラメな歌を 君は歌いだしたんだ 「この星空は砂糖畑 寝ころべばキミと二人きり」 声の震えが隠しきれてなくて それでも君は 「一緒に歌おう」 笑う笑う笑う 星空の下 気付けば夜になっちゃって 笑う笑う笑う 「明日からまた 頑張ろうじゃないですか」と 帰り道に君がポツリと言った 「いなくなっても忘れないで」 笑う笑う笑う 問い直しても 「気にしないでね、独り言」 そう言った君の最期の笑顔が 今も忘れられないんだよ