君が乳飲み子の頃からさ ずっとそばにいたんだよ もうひとりの子は神かくし 影も形もない 御札を 納めに参る時がやってきました さぁさ 帯解き 化粧(けわい)をしたら 一本道をゆくよ 紅葉の着物を風に揺らして 小さな提灯ぶら下げて 巾着の中にお守りふたつ 夕暮れまでには戻りましょ てんけてんけてんけてんけ 見ていてあげる てんけてんけてんけてんけ 七つまで てんけてんけてんけてんけ 帰りはこわい てんけてんけてんけてんけ 通りゃんせ 天神さまのご厚意でさ 時間少しもらえたよ モノノケ祭りにご招待 誰にも内緒だよ ぞくぞく 神と化け物達がやってきました さぁさ 目をまるくしてる暇はないよ 鬼火を灯せ いたずら河童がじゃれて飛び跳ね 狐と狸の化かし合い(馬鹿試合) 助平ぬらりひょん嚇(おど)かす天狗 みんなで怪しく踊りましょ てんけてんけてんけてんけ 太鼓叩いて てんけてんけてんけてんけ 笛吹いて てんけてんけてんけてんけ てんやわんやの てんけてんけてんけてんけ 大騒ぎ 歌う阿呆に聴く阿呆 同じ阿呆です どちらも娯し! サヨナラしなきゃいけない時がやっ てきました さぁさ これから先は一人きりでも 歩みなさいと 紅葉の着物を風に揺らして 飛ぶは八咫烏 道しるべ モノノケ共に見送られながら 愛しい我が家に帰りましょ てんけてんけてんけてんけ 太鼓と笛が てんけてんけてんけてんけ 遠ざかる てんけてんけてんけてんけ 帰りはこわい てんけてんけてんけてんけ 通りゃんせ
