小さな部屋で重ねた 冬の夜を思い出す 2人行きの電車も 積もる雪でさ 明かりさす街の帰り道で 手を離す君に気づけないまま 「今なら愛せるよ」って 遠く息を吐く 日々の道具と愚痴を 捨てられない悪い癖 記念日にもらった手紙 縋るようにまた同じ今日を 感じた君の微熱は 雪になって降り注いでいく 触れて傷つかないように 隠すように 肌を覆うんだ 明かりさす街の帰り道で 手を離す君に気づけないまま 「今なら愛せるよ」って 遠く息を吐く 春になり僕ら雪に溶けて 思い出も徐々に薄れていくんだ 忘れても思い出して そんな冬の夜を