コーク瓶に挿した花が 枯れてしまった 何かの予兆かもしれないと 思ったりしていた 浴びた排気ガスにもはや安心を 感じて 合図もなく変わる季節には 未だにあまり慣れていない 例えば、例えば 新しい漫画の主人公が あの頃のあの子に似ていただとか オレンジ色の空が黒くなったら もう今日はようやく終わりだ 今更なんでさ ふとした時に 君の匂いがしてしまったのかな 涙はもう枯れ果てたのに 炭酸が抜けたコーラの甘すぎる 後味が 誰かのせいで欲しくなる 感覚はだいぶ鈍っていた 遠くの青に何かを 忘れてきてしまったようだが それが何かもわからずまた 新たに忘れてしまうんだ もうわかんないな 忘れてしまうなら構わないけど 見えないところでさ 絡まり続けていて 今更なんでさ ふとした時に 君の匂いがしてしまったのかな 涙はもう枯れ果てたのに 本当のことが素直にちゃんと 言えたのなら 大体上手くいくのに いつも最後になってようやく 苦し紛れで吐いた言葉で ギリギリ耐え抜いている