独り言こぼして 濡れた歩道橋 譲れない気持ちは そんなに悪いのか 改札まではまだ遠いから 僕だけの月よ ついて来てくれないか? ねぇグローリームーン 誰もいない道を行く 時々叫んだりして 人に言えないような汚い言葉で ねぇグローリームーン 仕舞い込んだ夢の色 鍵を開ければ今でも 雲の切れ間から 笑うグローリームーン 好きとか嫌いだけじゃ 進めないことくらい そんなのとっくの昔に知っている ふざけんな 僕の呑気と君の本気を 混ぜ合わせたり 入れ替えたりしながら ねぇグローリームーン 誰もいない道を行く 橋を渡りどこまでも 行けるところまで 泣くなグローリームーン ねぇグローリームーン 新聞配達のバイク 静寂を笑うノイズ 夜を連れ去ってく また街が始まる ねぇグローリームーン 駅へ向かうランドセル 走り出した男の子 転んで こらえて 立ち上がった ねぇグローリームーン なんだか笑えてきたよ 次の街照らしてくれ そろそろ帰るよ またねグローリームーン