終わらない虚しさを抱えて明日を かろうじて迎えるのだとして 見ようともしなかった僅かな光を 失くせないと感じ始めるとき 深く閉ざす闇にサルビアが咲き 乱れて 何も言えぬ二人を静かに包んだ 凍りついた空に響き渡る鐘の音よ 絡み付く悲しみを今だけ掻き消して どれだけの涙を殺してきただろう 重ねあった季節の狭間で 消えない感情と 変わらない言葉を 憐れみの歌声に乗せるとき 深く閉ざす闇にサルビアが咲き 乱れて 誓い交わす二人を静かに包んだ 凍りついた空に響き渡る鐘の音よ 付きまとう苦しみを今だけ掻き 消して - 震えがとまらない静寂の中に 答えを隠して - 固く閉ざす闇に聞こえる微かな声は 迷いの淵で君を静かに包んだ 凍りついた空に非情な朝が巡るまで 幻覚のような夜に今だけ身を任せて