花びらは舞い 夜汽車は疾っていく 荒野を抜けてゆけゆけ夢の桃源 彼方に聴こえているのは こんな望郷のメロディさ 代わりなどない命と分かっている 忘我の果てでぐるぐる巡る情念 笑われたどんな夢想も ここじゃ自由自在だ それでも胸騒ぎは 遠い夢を思い出していた 走馬灯の消えるまで 踊ってくれ 来世なんて陽炎 追いかけた途端に遠ざかる さよならと僕らは唄い どこへ行こう 君の命が踊っている 踊り子は舞い 夜市は華やいで どんな願いを口にするも君次第 浮世に残った未練は 皮ごとグツグツ煮たい (君の言霊に) 轟いた雷鳴 あの世のあわいに (宿る物語) ゆけ君を乗せて それでも胸騒ぎは 遠い海を思い出していた どうなろうと最期まで 唄ってくれ “なんでもっと“なんてもう 駆け出せば彼方に溶けてゆく 涙が雑踏に光り 君は行く 募る想いを叶えに行く 来世なんて陽炎 追いかけた途端に遠ざかる さよならと僕らは唄い どこへ行こう 次の花が咲くまで “なんでもっと“なんてもう 駆け出せば彼方に溶けてゆく 涙が雑踏に光り 君は行く 募る想いを叶えに 君の命が踊っている