あの頃と何も変わらない この道を歩く 身体中にぶつかる虫たちが お決まりのこの場所 「このまま時が止まれ」と 胸が高鳴り その横顔やきつけようと ばれぬよう見つめてた フッと声がして 振り返っても 今は君はもういないと 冷たい風が当たる 進めど 僕を置いていく 川の流れの速さ 「追いつこう 追い抜こう」と走ってみては 息切らし立ち止まる 「お願い 時よ戻れ」と 心が叫び もう君は振り返らないのに 背中をずっと見つめてた ギュッと握りしめた 左手開けても 今は君はもういないと 冷たい雨が当たる フッと声がした 思い返しても 今は君はいないでも この川は流れてる 変わらずに ギュッと握りしめた 左手開けても 今は君はもういないでも 暖かい風が当たる またどこかで またここで
