どれだけ探し続けてみてもふわり 「誰かの呼ぶ声が聞こえても後ろを 向いてはいけない ひたすら前を見つめ続け 歩きなさい」君は言った 君は胸の奥の方で小さいサナギを 育てる 欲望に身を任せながらエサを与える この世に 救いなんてひとつもないとそう 僕に話していた 君の差し出すその手を掴むべきか 今も僕は悩んでいる 誰かの呼ぶ声を無視して君はひとり 蝶になった 生きていく為に蜜を吸い空へ 羽ばたく どれだけ探し続けてみてもふわり 手の中から消えていく 何を求めて羽ばたき続けるのか 君もすでに判ってないだろう
