指が触れたら 花弁舞う 肌とシーツの隙間 すり抜けた蝶の鱗粉 男の子でも女の子でも構わない あなたがあなたである理由 唇で探してゆく 優しく耳に問い掛けて そして胸をそっと噛んで 背中に宿る小さなバタフライ 夜露に滲む 蝶になってしまう 死んだら人は誰だって この刺青は未来の模様 私をまた見つけてね 青白い血管が綺麗 脈打つ鼓動はあなたの生命 透明な翼が延びて 蜜を探す 月の影で あなたの愛に身を捩らせて 吐息 雪崩れる 夜空 崩れた 群青を見るといつだって寂しくなる 強く抱いていてね もう明日が来ないように 幸せはいつだって傍で 一瞬を永遠に変えてゆくんだね 乱れた髪の毛は宙に 心はあなたに 今 揺れている あなたの愛に身を捩らせて 吐息 雪崩れる 優しく耳に問い掛けて そして胸をそっと噛んで 透明な翼が伸びて 蜜を探す 月の影で 背中に宿る小さなバタフライ 夜露に滲む