君の中では 今頃きっと きれいな物語が ずっと巡っているのだろう 秋が終わる頃 窓辺に座る君は 誰かに手紙を書いた後 破って目を閉じた もうずっと それが嫌いで嫌いで しかたなくてでも 手放したら 私じゃなくなる こんなに大嫌いなのに 手放せない そんな私を 認めないで これからもずっと そう思うのに独りが寂しくて 君を呼んでしまった 目を閉じた時 描かれる世界 そこに君が望んだ景色が 広がっているのかな 君が選んだ 確かに掴んだその先の 未来はいつも変わらない 終わり迎えるんだ どうしても 繰り返してしまうの それでも私は 失くしたくない 私の形を こんなに大嫌いなのに 望まれない そんなこの時を 認められない だから繰り返す いつか君に私の願いが 届かなくなるとしても 手放したら 私じゃなくなる こんなに大嫌いなのに 手放せない そんな私を 認めないで これからもずっと そう思うのに独りが寂しくて 君に願ったんだ 失くしたくない 私の形を こんなに大嫌いなのに 望まれない そんなこの時を 認められない だから繰り返す 私が願った世界を 君がいつか見てくれればいい