午前十時 カギをかけてオトナのフリしてみる 少しずつ いつのまにか慣れはじめたみたい でも 靴を脱いで お部屋の中 ほら ほんとの自分 ありのままの時間 生まれ変わってお姫さま 包まれていく フリルリボンも ふわふわチュールも パステルみたいな夢の世界 右も左も 手を伸ばしたら 好きなものぜんぶ ひとりじめしちゃお わたしだけのシャトー 今朝 会釈したあの人にも 見つけられないヒミツ 胸の奥 閉じ込めた 夢見がちファンタジー きっと 変わり映えしない毎日から ほら 素敵な魔法 指先一つで 現実から覚めれば 色づいていく ペールピンクも ライトブルーも マシュマロみたいな夢の世界 ならんだドールも 真夜中過ぎに 踊り出すワンダーランド 誰にだって邪魔できない トクベツで甘いストーリー 女の子はいつも お姫さまでいたい 平凡な一日が きらびやかな刺激で あふれますように チクタク時計が いくつかまわれば シャボンみたいな夢の世界 右も左も 手を伸ばしたら 好きなものぜんぶ ひとりじめしちゃお わたしだけのシャトー