書き留めたいこと いくつでもある気がした それでも振り返れば また余白だけ埋まっていた 重ねた季節と 時計の針 羽根に変えて 戻らない夏のときめきも お腹を抱えて笑ったことも 今日の夕食のおいしさも 紡いでいく 紡いでいく 涙を流したあの時も 二度と会うことのないあの人も わたしだけの物語を 紡いでいく 紡いでいく 終わるまで 生まれては消えた 朝と夜を色に変えて 戻らない夏のときめきも お腹を抱えて笑ったことも 今日の夕食のおいしさも 紡いでいく 紡いでいく 涙を流したあの時も 二度と会うことのないあの人も わたしだけの物語を 紡いでいく 紡いでいく 終わるまで 桜の葉が色づいたような とりとめのない日常も 天使のような朝焼けが とてもまぶしかったあの瞬間も 斜に構えていたあの頃も 忘れかけてた昔のことも わたしだけの物語を 綴っていく 刻んでいく 終わるまで