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海を見たネズミ

Track byしまも

1,407
14
  • 2020.02.11
  • 4:05
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歌詞

人気の無い街、群青の中 さよならも告げぬまま旅に出た 運命の透明な手のひらの 上息巻いて歩くぞ 我が物顔、野良猫どもめ 好奇の目が僕の背を見てやがる お前に邪魔が出来るものか 触ればただじゃ済まぬぞ 暗い暗い穴ぐらで 見てた夢の茜色 遠い遠いどこかには 果ての見えぬ海 金色の朝焼け 見た事ない物があるはずだ 僕の名はネズミ 雨の中 眠り、 枯れた根を 泥を舐めて あー、生きてきた 晴れた日は日陰に汗流し駆けた 恥じるべき事などあるものか 当ても知らんまま遠くへ来たな 道間違いも後悔せず来たな ふいに思う顔は皆懐かしく思えるな 旅は今、まだ道の半ば 潮の匂いも波音も聞こえぬが 大小の消えぬ傷跡を 愛おしく思えるな 痩せ細っていく体、見上げた空色 遠い遠い故郷の青だって同じ はずだった美しい すぐ傍に、胸にあったとは 僕の名はネズミ 海を見るために 地を這って身を削り歩いてきた 僕の名はネズミ この夢をよそに 守るべき物などあるものか 涙の味に似た匂い 手を招く様な潮の音 血も汗も枯れた、骨軋む体 今一歩、あと一歩、滲む青を見たか 海を見たネズミ 凪の朝焼けに 今でも覚めない夢をきっと見ている 海を見たネズミ 永遠の朝焼けに 今でもあの茜をきっと見ている 僕たちはネズミ 雨の中眠り、 枯れた根を 泥を舐めて あー、生きている 僕たちは美しい、僕たちは美しい 恥じるべき事などあるものか 僕たちは美しい、僕たちは美しい 恥じるべき事などあるものか

このアルバムの収録曲

  • 1.海を見たネズミ
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