今にも消えてしまいそうな 蝋燭の火を頼りに 在りし日を想い歌っている 振り返るのは少し苦手なの 黙って笑って ふれることない心だけを蝕んでゆく 何もかも見透すその瞳にはどうも 敵わないよなんて言って 嘆いたくせに 貴方は進んでいく 私は沈んでいる 声が浮かんでいく その笑みは歪んでいる 誰もが望んでいる結末を描いていた 私が覗いている 世界はつまらないみたい Holy knight なれない貴方には 誇りなんて役には立たないの 放り投げた思い出のかけら ほらねわたし弱くはないの Hold me tight 狭まる胸の中 綻びの縫い目は大胆に 閉じておいて欲しいの 蓋して閉ざして 愛でる事の無い過去は無垢のままで なぞっていたユートピア どうせ叶わないよなんて言って投げ 出したくせに あんなにも願っていたこの指は 飾れないまま 夜空に浮かんでいる星々で 飾ってみたの 私が望んでいる生活に想いを馳せて この足で歩いていくこの指で 紡いでいく Holy knight 要らない私には 誇りよりも美しい日々の 嘘みたいな朝焼けにおののく 途方もない長旅のすぐそばで 甘いようで儚い夢を見る 立ち止まるのはもう飽きたんだ 終わりにしようか