アスファルトの天井と 靴音を鳴らす高層雲 灰色の プレス機で 同一になるコンコース 頭が痒くて、前も見えなくて、 息もできんのだが メタモルフォーゼ通常化 街に溶けやすい粉に身を変え 出来損ないは個性となり 成り損なったイルネス 「居場所も無いのに愛想も無いとか 居る意味無いのにね笑」 明日もバスまで走って 床に就くまで黙って 夜泣く 僕らの 居場所(エデン)はどっかにあるんの かなぁ 愛されたくて 僕は苦しみを纏っていたんだ 「かわいそうだね」って自分を 抱きしめて セリフの裏をのぞいては そこにない悪意を見出し 怯えて逃げ出して ループが始まる どうでもいいようなことばっか 大切なものに見えて 無駄に長い靴紐で 足がもつれた どうしよう 何も何も 生きる意味が 見つからないよ こうしよう 汚ねぇ明日に 布をかけて 寝よう 頭もぐちゃぐちゃ 視界もぐちゃぐちゃ 生きるのできんのだが いい子でいれば 人になれたはずだった 正しくあれたことなんて 一度もなかったんかな 誰より下で 落ちてたまるかと踏ん 張っていたんだ もう詰んでるって誰か教えてくれ 可愛げのない 僕のことも 抱きしめてくれ