晴れた 窓辺 すら痛い 花瓶の花は僕を睨む 雨はもう 降ら ないみたい どうせならもう溺れたいのに 死んだ 木の葉 みたいだ もう鮮やかな色になれない 君から舞い落ちたら こうなること分かってたのに 曖昧 な 白昼夢 醒めない 再会 の 瞬間 ループして それはまるで 幻肢痛みたいに僕を蝕んで 今も まだ 風 吹く 時を待つ 忘れさせてはくれない 君の方から季節を絶ったのに 風の吹かぬ海の上 どこへ向かえと言うの? せめて沈ませてよ 永遠(とわ)のユウナギで 重く濡れた 羽はもう 二度とあの風に乗れない 海の藻屑にさえも なれぬままの空の虚 幻想 と 蜃気楼 たゆたう 永劫 の 感覚 ショートして 明日になれば この身体ごと斜陽に熱されて 跡もなく 溶かされちゃいないかな 世界が終わったみたい 耳障りな静けさに揺れる がらんどうの心臓を 鉛にも似た恋を 止むに止まれぬまま 永遠(とわ)のユウナギで 君の所為、君の所為だと 呪えたならよほど楽だった 暗がりを知る笑顔を そよ風のような声を 先に枯らせたのは 僕の所為 忘れさせてはくれない 忘れたいとも思えぬ恋だった 風の吹かぬ海の上 どこへ行けるだろうか 今は眠らせてよ 永遠(とわ)のユウナギで