紅く燃ゆ 命の証 闇雲に指を伸ばした いつか届く そう信じて 煌びやかな世界描く 瞼の裏 熱情に揺れる心は 藻掻いた分 また空回る 羨望で溢れるのは 黒い涙 幾度叫べど 声は届かぬ 深く染まる絶望 儚い美しさや 正しさじゃ唄えない 醜くたって 私の証 擦り切れた喉を切り裂き それでも未だ足りない この身体(み)焦がした 命の証 刻み付けるように 二度と迷わないように -揺れる陽炎 命枯れども 脈を拍つ唄- 気づかないふりで濁した いつか変わる そう信じて 煌びやかな未来 まるで御伽噺 "潮時"と叫ぶ何か 耳を塞いでも響く 静寂(しじま)に轟く絶望 捨てられない願いは 毒になり血を巡る 囚われた夢 私の証 焼け爛れた希望の痕 それでも未だ愛おしい 血肉を裂いた 命の証 刻み付けるように 二度と忘れないように -揺れる陽炎 命枯れども 脈を拍つ唄- 必死に藻搔いて 走り続けて 救いなど無い、とうに分かってた 積灰の中 燻る火種 執着が未来 こじ開ける 歪んだ渇望しか 激情しか唄えない 燃え盛る これが私の証 壊れそうな世界の果て それでも 尚 願うのは 全てを賭けた 命の証 刻み付けるように 二度と迷わないように 刻み付けるように 二度と忘れないように -揺れる陽炎 命枯れども 脈を拍つ唄-