雨を凌ぎたいのに 傘をさせばぶつかって 肩に 沁みる涙は誰のかなんて 気にする暇もなくて 季節よりも早く 着替えていく街に ついて行く事に疲れてしまうけど 帰る場所ならいつもここにあるよと 仕舞い込んだ手紙読んで 沈む夕日が照らす海 眺めていた 2度と戻る事のない町を 思い浮かべて 恋しくなる オレンジ色に染まった記憶 金木犀の絨毯を 踏み締めて家路を急ぐ 町に一つずつ咲いてく灯りが 愛する人を待つ 温もりのようで 砂時計の砂が落ちているうちに 会いたいと思える人に 会いに行こう 夢を追い続けるのは一人きりで 勇敢でいることだと 沈む夕日が照らす海 教えてくれた 2度と戻らないと決めた町 思い出して 帰りたいと 藍色に変わる空見上げ呟く 通学路も駅も好きだったあの店も 知らない景色のように 僕を置いてゆくけど いいさ 変わらない笑顔がそこにはあるから 前を向いてまた歩ける 帰る場所ならいつもここにあるよと 仕舞い込んだ手紙読んで 沈む夕日が照らす海 眺めていた 2度と戻る事のない町を 思い浮かべて 忘れないよ オレンジ色に染まった記憶