為されるもの 遂げられるもの 赫と混じりあい 返り血十二単 漂うは乱れ髪 麗かなる指先で 影落とし呼び戻す 子の刻で咲かず 枝垂れ榊 軾裂かれ その華は揖を示す 踊れ 宴 神威社で 踊れ 纏え 神楽槌の音 踊れ 唄え 紙垂の露 焦熱で灼き払え 逆花火 千切れ 錆の芯 執着を 月の満ち欠けすら憎い 「彼」の「岸」へ「花」も絶つ その恨みこそ 変え難きもの 醒め難きものであれ 課されるもの 貪るもの 赫と混じり合い 返り血十二単 漂うは禍根の目 踊れ 宴 神威社で 踊れ 纏え 神楽槌の音 踊れ 唄え 紙垂の露 狂い咲く形相の逆花火 禍つ華縋や也 刈り縄に首 四肢渡し 根を剥ぎ 傷み流し 伊邪波が相か 薮に醜女に 見えぬもの それが あなた 焦熱で灼き払え 逆花火 千切れ 錆の芯 執着を 月の満ち欠けすら憎い 「彼」の「岸」へ「花」も絶つ その恨みこそ 変え難きもの 醒め難きものであれ