今日も冷たい雨が この街に降っいるよ 君は この音が好きだと 笑って言っていたね 続く日々の中で 君は 確かにここにいた 永遠の時間(とき)があるのなら このまま ずっと ここに… 静かに耳をすませば ほら あの頃のまま 君の 声がきこえてくるよ 戻ることの無い時間(とき)の中で 君の 思い出だけは 鮮明に そこには 変わらず 君の姿が けれど 話しかけても 君には 届かないね 昔々 どこかに こんな話があったな 化けた狐の 女と男が 恋におちた 実らぬ恋に 女は悲しみ 別れを告げた 二度と逢えない未来に やがて空から雨が降った 僕にも 秘密はあったし 君の 少しの気まぐれくらい 許してあげるよ 君がいない この世界でも 僕は 一人で生きて行ける 目を瞑れば 変わらず そこに 他の人とは まだちょっと 歩いてはいけないけど たまに悲しいときがあると この晴れた空から 大粒の 冷たい雨が 僕を 癒してくれる そこで同じように 君も 泣いているんだろう 君が 好きだと言った雨が 今日もこの街に降っているよ 優しい日差しと風とともに 君が もし良ければ もう少しだけここにいてよ となりで笑っていてよ