この痛みも 切なさも僕はやがて 忘れちゃうのかな 日々の暮らしの中で 上書きされる度に 磨り減っていってしまうけれど 僕は言うんだ 誇れる事なんてないし 手立ても見付からないと 情けない奴だって 笑ってくれても良いよ それでも君の側にいたいんだ 指で作ったこのフレームに 君を写してポケットにしまい込んだ 流れる雲の速さ 向かう場所の先で僕等 笑いあえてるかな 不意に僕の 頬を伝い落ちる雨 この雨は例えば 誰かの痛みや深い 悲しみを僕が忘れ ないようにと降るのかな 指で作ったこのフレームに 君を写してポケットにしまい込んだ やけに重い雲が西の空に広がってる 明日も雨かなぁ … 「恵みの雨 喜びの雨ならいいのに」 なんて不意に呟いた 君の肩を強く引き寄せて 今日は傘も差さず濡れて歩こう 指で作ったこのフレームに 空を写して ポケットにしまい込んだんだ 忘れちゃいけないものは きっとこんなにも 真っ青な空だろう 流れる雲の速さ 向かう場所の先で僕等 笑いあえてるかな …