Track by石原裕次郎,東京ヴォーカル・グループ
春とは名ばかりの 凍てつく小道を 駅へ急ぐ露子よ─ 鉱山の町を棄てて どこへ行くのか 誰もあの子を 見送りゃしない 飯場の荒くれが 集まる酒場を なんで辞めた露子よ─ 知らぬ土地で泣いて 窃っと去るのか 濡れた睫毛が さみしじゃないか 半年働いた 灰色のこの町 じっと見てる露子よ─ あすはどこの空で 春を待つのか 白いマフラが 可哀そうじゃないか