右手に花束を携えて あなたの前に手向けましょう 一糸纏わぬ裸のあなたは 膝を抱えて俯いてる 美しい白に染められて 触れる事さえも拒む肌 尚も惹かれ行くその意地は 胸の上で固く握ったまま 歪んだ笑顔の成功者 分かっているのに思わせぶり 何も言わずに立ち去って行ったのは あなた 打ち付ける風に耐える蔦 どちらも普段通りの日々 人の世界ではどちらかが負けと いつも白か黒か 決めたがる 理想の世界にならないから あなたは未来を消すことにした 選んだこの道は正しいのだと どうして今も一人なの 逃げ続けることが正義と 耳を塞ぐのに人を裁き 自分に自由を与えられないのは あなた この先出会うことはなくても あなたの存在を背負い生きて行く 忘れ去られ行くそこのない恐怖を あなたに味わわせたくないから いつか笑顔を取り戻すから それまでそこにいて欲しい 行き着くことのない孤独な場所へ 私の心が迎えに行くまで 過去と未来を入れ替えて 分からない知らないと言えず 人に涙するこれこそが 人の生き方と あなたへ