夏の祭りの しおれたポスター 町の掲示板に貼られてるのに気づい た 近所のこどもが 浴衣姿で カラコロ 嬉しそうに あぁ そういえば君も 青い水玉の浴衣 似合っていたな 君と見た最後の打ち上げ花火 閉じ込めた胸の中で 響き始める 気の抜けたラムネのような日々も 君がいれば きっと一瞬で 変わったのかな 「あのね、私ね、東京に行って 小さくていいから花屋をやってみた いの」 湧き上がる夏雲 セミの鳴く小径 二人乗りした あの日 あぁ 思い出に手を引かれ 会えない わかってんのに 何 期待してんだろう 君と見た最後の打ち上げ花火 今もまだ綺麗なまま 胸焦がしてく 忘れようとするほど 思い知るんだよ やっぱりまだ 君をこんなにも 好きみたいだ 人混みの中はぐれないように 手をつないで歩いた屋台通り 二人でこっそりロープをくぐり 見つけた誰も知らない特等席 君がいなくちゃ でも進まなくちゃ 君と見た最後の打ち上げ花火 閉じ込めた胸の中で 響き始める 気の抜けたラムネのような日々も 君がいれば きっと一瞬で 夜空に花火が 色をつけてく 今 君はどんな日々を過ごしてるんだろ う 忘れようとするほど 思い知るんだよ やっぱりまだ 君をこんなにも 好きみたいだ 見覚えある浴衣姿の まさかね いるはずないのに…