函館行のフェリーは ゆっくりと進むのさ 長距離トラックドライバーは ゴロンと寝転がって 無口な眼鏡の女の子もいた 空には虹が出てた お前が死んだと聞いた ただ ただ ただ ただ ただ ただ ただ ただ ただ 男が一人死んだ 俺はお前の作った とても美味い餃子を思い出していた ビールを呑んで そいつをつまんで とても寒い夜に俺は歌った 外は雨が降っていた お前は餃子を焼き続けた 年金が出たと笑った しわくちゃの千円くれた ただ ただ ただ ただ ただ ただ ただ ただ ただ 男に俺は歌った ただ ただ ただ ただ ただ ただ ただ ただ ただなんかじゃなくてさ しわくちゃの千円で歌ったのさ しわくちゃの千円で歌ったのさ 函館の空は曇っていた
