赤い風船を吹いたら、 そっと浮かべるのさ 風が姿を見せる唯一無二の魔法 そんなふうに深呼吸をした時にだけ 目に映る物があるんだね 出発の汽笛を鳴らせ 風の船よ進め 本当に笑い合って本当に泣ける場所 どんな場所だって道は 繋がっているから 遠回りも近道と信じて 雨上がる虹空を 夕焼ける山の端を まだ あなたは覚えていますか 空気のように何処でも当たり 前になってた 優しさに今は気付くのです 萎む風船を見ながら 今も浮かんでるのは 最高に笑い合って最後に泣いた場所 そんなふうに深呼吸をした時にだけ 目に映るあなたが居た 重ね合った唇が唱えた魔法は解け もう二人、 思い遣りさえ素直さを無くして 本当のことさえ嘘に見えたから 確かに浮ついた不確かを 抱き締めたら また こ割れた 雨上がる虹空を 夕焼ける山の端を まだ あなたは覚えていますか 空気のように何処でも当たり 前になってた 優しさは風に吹かれて 目に映る風に吹かれてさ