少し余裕のできたキーケース 君と会う最後の理由でした 思えば月日なんて早いね 映画みたいな終わりじゃないけど 君に合うように背伸びしたって それも全部わかってたって ひどいね今になって言うなんて その優しさに救われてた 好きでした 好きでした 好きでした 心が叫んだ 痛いや 会いたいや 僕の鍵は持ったまま 君はどこへ行くんだろう それでも構わないけど まだ痛いや 片っぽの歯ブラシ 枯れたままの暮らし 思い出は置き去りで それでも どうにかってまだ願って 最後の言葉のせいで泣いて 「またあしたじゃもうないね」 「またいつかでいいんだよね」 振り返っても君は居ない 半分になったみたい ふたり空回った夜も 朝になればぜんぶあいこ いつかこんな日が来ること知らずに 置き去りのペアのグラスも 空になったままで最後 片方だけ光って今は悲しい いつか思い出してふたり笑えるかな なんで当たり前になってたんだ もう他には居ないんだ だけど今更って君は言うんだろう こんなに苦しいなら こんなに悲しいなら 出会わなきゃよかった なんて思いだすよ 溢れた涙は枯れずまた落ちてゆく この想いに鍵を閉めたいよ 忘れられないまま過ぎてく あの日のまま 好きでした 好きでした 好きでした 心が叫んだ 痛いや 会いたいや 僕の鍵は持ったまま 君はどこへ行くんだろう それでも構わないけど こんなに切ないから こんなに恋しいから 出会わなきゃよかったなんて思うよ 溢れた涙が物語る愛しさも あなたがくれたその優しさも ただ好きでした 好きでした 好きでした さよなら