このまま夜を止めて どこか遠い場所へ 月明かりのスポットライト 遮って歩こう 星屑の海 君のとなり 心は通じ合うと思ってた 遥か傍で笑った 君は知らない 十秒後の僕が伝えた言葉を 二度とはない この時を抱きしめて 痛いよ 星降る空は幼い日のまま 物音もなく進んでゆく 秒速のシネマトグラフ 月色の少女は笑う 夜の向こうで 手放した過去も 叶わない未来も 夜を追い越して溢れ出す 弾けた涙 言葉もなく 心は通じ合うよ 今なら 遥か空で笑った 月も知らない もう一つの可能性辿った世界を 胸の奥に飲み込んだ「行かないで」 痛いけど 星降る空は黙り込んだまま 離れすぎた僕らは遠く その距離もわからない その瞳の見つめる先に僕は 僕はいないのに 緩やかにスローアライズ いつか消えてしまう サヨナラにはまだ少しだけ早いから 遥か傍で笑った 君は知らない 十秒後の僕が伝えた言葉を 二度とはない この時を焼き付けたなら 泡になって 星降る夜を数え眠っていよう また巡り合うまで