いつも誰かが泣いている 中に入れば大きなテーブルに カトラリーの音だけ響く それは不気味な レストランみたいだけど 20万歩くらい歩いてきたかな? 椅子に手を伸ばし僕は座って 忘れたはずの顔も記憶 失ったもの 急に思い出すように 蘇るように ここに居るみたいに 風が吹くみたいに もう僕のために泣かないで 僕のいない明日を生きて 伝えられたらいいのに 未完成の人生味わって 短い記憶をゆっくり噛み締めて 次の場所へと未練も手放す 長い夢を見ていたような日々 静かに流れる時を見届けたら 目を閉じるように 次の場所へ グラスの中に映る風景 見覚えのある懐かしい顔 僕を縛る後悔が今解けていく 音がしたんだ 忘れたいほどに愛していたい 誰かの中でまだ生きていたい 泣いてる君を抱きしめていたい 届かぬ声 未完成の人生味わって 短い記憶をゆっくり噛み締めて 次の場所へと未練も手放す 長い夢を見ていたような日々 静かに流れる時を見届けたら 目を閉じるように 次の場所へ 最後の最後に思い出すぬくもり 最後の最後に思い出すいのちに 最後の最後に記憶を食べて 全て飲み込んで僕らここを出よう 行こう 最後の最後に振り返らず 次の鼓動が待つ場所へ 待つ場所へ
