モノロジー ご紹介に与りました通り 絵描き歌 流浪人の根無し草ストーリー 早起きのお嬢ちゃんが挽いて淹れる コーヒー 実はあんま味は分からない でもなんか上品 スモーキーとでも言っとこう 静かな店内に啜る音 熱々なカップが僕の顔を燻らした 微かに赤らんでいる頬を 隠してはくれないか 窓には京の家並み 観光地として賑わいを見せる 寺社の裏道 へ歩を進める とひっそりと佇む 昔ながらな喫茶店 ここが心地いいわけ そんな時間を 堪能 してる平日 貸切でチル パッポーと鳩時計が鳴る あれ、本当に閑古鳥だな。 my pace like this 周りは気にしない ここ最近 入り浸り 整えられた白髭のオーナーご夫妻 小町娘はアルバイトらしい 寡言な君は豆に詳しく 寡聞な僕に教えてくれる 一方 僕が小説を開くと USENの音を下げてほっといてくれる 正午を回る頃 「お昼はいつもの?」 と聞いてくれる ほのぼの アルミ皿にナポリタン 具にはシャウエッセン 親父ギャグに括らせない これが幸せ まったり 絵や詩 描いたり 襟足くねらしたり 旅にダイアリー 心ゆくまで、 何もないってことこそが風流だね。 ロングスカートにコンバース が似合う京都美人 はんなり ふわり 温故知新 ホットコーヒー モノロジー