翼を広げて空を駆け抜ける 荒れ狂う嵐の中、 君の声が聞こえる方角へ たどり着けたその時は 小さな手、強く握りしめ 二度と離さないと誓おう 救われるためだけに 誰かを傷つけては 苦し紛れに綴る声にならない言葉 側にいることさえも 当たり前と思った 君が消えたあの朝に頬を濡らした涙 失われた時の中で 繋ぎ合わせた思い出は 残酷なほど眩しくて目を伏せた 震えが止まらないほどの孤独の夜、 乗り越えたら きっとまた会えると願いを込めて 翼を広げて空を駆け抜ける 荒れ狂う嵐の中、 君の声が聞こえる方角へ たどり着けたその時は 小さな手、強く握りしめ 二度と離さないと誓おう 正義だと思い込んでいた 偽りだらけの感情は 優しい温もりの中で溶けていく 逃げ隠れしてしまうほどの 悲劇の朝、受け入れたら きっとまた会えると願いを込めて 空に祈りを捧げるだけでは 大切な人、守れはしない 己の両手を汚したとしても 目の前の闇を切り裂く 翼を広げて君と夢を見る 壊れた世界の中 そっと結び合った解けぬ絆 音を立てて崩れていく 誰かが信じた希望の 欠片をまた拾い集めて 奪われていたかけがえのない日々を 今、取り戻そう