長い沈黙に時は止まった 開いた傷を埋め合うような 心地よいものではなかったね 決して 抉り出して見せつけ合って それでも幸せだったよ 舞い落ちる粉雪が この街に冬を告げる頃に さよならが凍てついて この胸を貫いたまま さようならあなたを愛した日々 幻覚に攫われ海の底へと 塵となり静かに揺らめく時 このまま永遠に 舞い落ちる粉雪が この街に冬を告げる頃に 鮮やかな灰色で 最後のページを終わらせた 忘れないから さようならあなたを愛した日々 幻覚に攫われ海の底へと 塵となり静かに揺らめく時 このまま永遠に さようならあなたに満たされた日々 幻覚に溺れて海の底へと 音のない世界に舞い散る雪 あなたを想い このまま永遠に 長い沈黙に時は終わる