届きそうで 壊れそうな 想いに気づいたのは もう戻らない あの夏の日 消えそうな陽炎 揺れる夏髪 暮れる夏空 触れてた指先 何も出来なかった 言いかけた言葉は 喉の奥つまったまま 聞こえたら 手を握ってよ 胸の中で叫んでみても 今もまだくちびるが震える 君が好きだよ 云えなかった想いは 誰も知らない胸の痛みは どこにいくのだろう ねぇ知ってた? すれ違った最後の夏の夜は 帰り道探してた ずっと一人 透明約束 言葉にできそうだったから 夏霞と入道雲 どうか消えてなくならないで 時は進む 僕は逆らってる あの日を探して 「さよなら」も「会いたい」も 胸の痛みも消えなかった 俯く背を笑って押す手の 温もりは今も 聞こえたら 手を振ってよ 胸の中のこの気持ちに 今もまだくちびるが震える 君が好きだよ 想いを伝えてたら 最後の夜に会えてたら 夏は色づいたかな 遠い記憶に変わらないように 「いつかまた会いたい」願った 溢れた声に乗せて