奪い尽くす気がないのなら 簡単に奪わないで ぼくの心はもうぼくのじゃないよ 切なく花めきだした 金木犀さえも 僕にとってみれば 君の香りだ (ああ) ふたりで居るはずなのに ひとりぼっちだね こぼしてしまわないように 塞いだ 唇 奪い尽くす気がないのなら 簡単に奪わないで ぼくの心は もうぼくのじゃないよ 痛々しいほどの愛も 醒めないはずの夢も 甘く淡く白く 昨日に溶けた 毎分 毎秒 変わってく景色に取り残されて 最終章を描けないね そんなの要らないプレゼント ただ欲しい君の二酸化炭素 「だって」 「待って」 「去って」 受け入れることができなくて もう一度 なんて馬鹿だ ぼくの心は もうぼくのじゃないよ ねぇ最後に一つだけ 強がって嘘をつくよ もう ぜんぶ(心も) ぜんぶ(身体も) 何もかも きみのじゃない