Track by柏原芳恵
はるかな はるかな見知らぬ国へ ひとりでゆく時は船の旅がいい 波間にゆられてきらめく海へ 誰かに似てるのは空の迷い雲 潮風に吹かれ何も考がえず 遠くを見るだけ やさしさがこわれた海の色は たとえようもなくて悲しい 汽笛をならしてすれちがう船 こんにちはの後はすぐにさようなら 見わたすかぎりの水平線の かなたにあるだろう 僕の行く国が とびかうカモメは陸が近いのを おしえてくれる はるかな はるかな見知らぬ国へ ひとりでゆく時は船の旅がいい